2011年6月9日木曜日

無色界の禅定(瞑想)[禅定(3)]

無色界の禅定(瞑想)にも、やはり4つの段階がある。ここで無色界の禅定(瞑想)には「処」という言葉が使われているが、これは状態というような意味で「定」と同じような意味合いである。これは無色界での心集中の境地を四つの段階に分けて示したものである。
四如意足による集中の瞑想が必要になる。


1.空無辺処(空処定)
虚空が無限であるという禅定で、空間が無限と感じられる瞑想の境地である。

2.識無辺処(識処定)
心の識別作用が無限であるという禅定で、意識が無限と感じられる瞑想の境地である。

3.無所有処(不用定)
いかなるものもそこには存在しない、所有していないという禅定で、なにものも存在しないと感じられる瞑想の境地である。

4.非想非非想処(有想無想定)
心の表象が存在するのでもなく、存在しないものでもないという禅定で、想いがあるのでも、想いがないのでもないという瞑想の境地である。


無色界は、色界よりもさらに高い天界(天の神々の世界)とされる。無色界の最高の禅定(瞑想)である非想非非想処に至っても、禅定(瞑想)だけでは無色界に対する執着は克服できていない。
無色界の禅定には、普通人にとってはかなり瞑想の熟練を要する。無色界の禅定の深まりは、次のようになる。

空無辺処 → 識無辺処 → 無所有処 → 非想非非想処

0 件のコメント:

コメントを投稿